ポッドキャストステーション
ポッドキャストのランキング分析
ポッドキャストの人気番組の傾向をつかむために、ランキングを分析してみました。取得したデータは昨年のもので少し時間が経っておりますが、傾向としては変わらないので、十分参考となるデータです。
データ取得日:2017年4月20日
データの範囲:「すべてのカテゴリ」のトップ200
トップ20の傾向
トップ20は下記のようになっていました。
カテゴリを見ると、「言語コース」が目立ちますね。
やはり、ポッドキャストを語学学習に活用している人が多いということでしょうか。
次に、ニュース/政治ジャンルがありますが、よく見るとNHKニュースと英語の番組ですね。
つまり、TOP11までほぼ英語関連ということになります。
ニッポン放送が3つ入っています。
ラジオ局の配信も人気ですね。
カテゴリ分析
トップ200のカテゴリを集計して、分析してみました。
カテゴリは下記のようになっています。
【凡例】主カテゴリ(サブカテゴリ)
- アート(デザイン、ファッション/美容、フード、文学、パフォーミングアーツ、ビジュアルアート)
- ビジネス(ビジネスニュース、キャリア、投資、経営/マーケティング、ショッピング)
- コメディ
- 教育(教育技術、高等教育、幼稚園~高校、言語コース、トレーニング)
- ゲーム/趣味(自動車、航空、趣味、その他のゲーム、ビデオゲーム)
- 行政/団体(ローカル、国、非営利、地方自治体)
- 健康(代替療法、フィットネス/栄養、セルフヘルプ、セクシャリティ)
- キッズ/ファミリー
- ミュージック
- ニュース/政治
- 宗教/スピリチュアル(仏教、キリスト教、ヒンズー教、イスラム教、ユダヤ教、その他、スピリチュアル)
- 科学/医学(医学、自然科学、社会科学)
- 社会/文化(歴史、個人ジャーナル、哲学、地域情報/トラベル)
- スポーツ/レクリエーション(アマチュア、大学・高校、アウトドア、職業)
- テレビ番組/映画
- テクノロジー(ガジェット、Techニュース、ポッドキャスティング、ソフトウェア ハウトゥ)
【参考】 ポッドキャストカテゴリ
主カテゴリの集計結果
教育25% 、ビジネス15%、コメディ14%、社会/文化13%と続きます。
教育、ビジネスで多いことから、ポッドキャストは「耳学習」「情報収集」「ノウハウ取得」などの目的が中心だと考えられます。
YouTubeと比較して、娯楽として使っている割合は少ないでしょう。
サブカテゴリの集計結果
言語コースが強いですね。
音声だと、語学学習として活用する方が多いということでしょう。
コメディ、ニュース/政治はサブカテゴリがないので、主カテゴリと同じ数になっています。
ビジネスカテゴリは
- 経営/マーケティング:3%
- ビジネス(サブカテゴリなし):3%
- ビジネスニュース:3%
- キャリア:3%
とほぼ同じ数値になっています。
個人ジャーナルは4%と健闘しています。
サブカテゴリで上位ランキングを狙う際に、参考になります。
競争が激しいジャンルの場合は、なかなか上位にランクインするのは難しくなってきます。
サブカテゴリでも1位を獲得すれば、ポッドキャストランキング1位を名乗ることができるので、ブランディングとして活用できます。
配信時間の集計
どの時間帯に配信が多いか集計してみました。
午前7時、午後4時が多いですね。
意外と、昼間の時間帯が少なかったです。
ポッドキャストはリアルタイム放送ではないので、それほど気にすることはないでしょう。
更新日の集計
最新の配信がいつ更新されているか集計しました。
横軸には注意していただきたいです。
最近の1週間の更新が多いのは納得です。
これを見る限り、週1回配信が多いということだと思います。
- 1週間以内に更新:60%
- 1週間以上20日以内に更新:13%
- 1月~3月に更新:13%
- 今年になって更新していない:14%
何ヶ月も更新していないにも関わらず、ランクインしている番組が意外とあるんですね。
これは、ランキングの仕組みにも関係していると考えられます。
こちらの記事でも解説しましたが、「新規購読者の数」でランキングされているようです。
そのため、同じ人に何度も繰り返し聴いてもらってもカウントに入りません。
更新のない番組でも、アートワークとタイトルで「面白そう!」と思ってもらえて、購読してもらえればランキングのカウントになります。
いかがだったでしょう。
上位のランキングを分析することにより、番組の配信の参考にしてみてください。